小林一茶

秋が深まり、涼しくなった。落ち着いて暮らせる季節になった。コスモスの花が、風に揺れているのを見ると、日本の秋だ。僕は、長編小説より、エッセイや川柳、俳句、短歌の方が好きだ。川柳や俳句は、17文字に、短編小説の表現がある。短歌は、流れるような調べがある。俳句は、芭蕉、蕪村、一茶が有名。短歌は、石川啄木、与謝野晶子が、すぐに浮かぶ。8月から10月にかけて、小林一茶の講義を聴いた。5回の日程。一茶の生涯は、全く知らなかったが、有名な句は、知っていた。江戸末期の1763年から1827年の人生。享年65歳。生涯に詠んだ句で、残っているのは、21200句。芭蕉は、976句、蕪村は、2918句だから、断トツに多い。若い頃は、放蕩したり、遺産問題で苦労したようだ。しかし、才能があり、小さい生き物への視点や、畳語、擬態語、擬声語で独特な風刺と滑稽味のある句を、詠んだ。誰でも知っている有名な句は、数多い。例えば、我と来て遊べや親のない雀、痩せ蛙負けるな一茶是にあり、やれ打つな蠅が手をする足をする、は、雀、蛙、蠅に眼を向けている。雪解けて村いっぱいの子供かな、名月を取ってくれろと泣く子かな、は、子供への視点だ。他にも、雀の子そこのけそこのけ御馬が通る、下下も下下下々の下国の涼しさよ、は、滑稽味がある。是がまあついの栖か雪五尺、目出度さもちう位也おらが春、小言いふ相手のほしや秋の暮、折々は腰たたきつつつむ茶かな、蟻の道雲の峰よりつづきけん、うつくしや障子の穴の天の川、稲妻や一もくさんに善光寺、ともかくもあなた任せのとしの暮などがある。古典を読む機会が少ないため、楽しい講義だった。俳句は、句会に行かないと上達しない。僕は昔、一度だけ句会に行って、子らの声優しく立てる秋桜、という句を詠んで、入選した事がある。今は、句が浮かばない。才能が無いのだろう。

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